こんな家には住みたくない
新潟の気候は冬が寒く、夏が暑い
この地(新潟県)にお住まいのあなたなら「新潟は冬寒くて、夏暑いのは当たり前じゃない」と思われるでしょう。
では家造りをするとき、もしくはリフォーム・改築を行う際に「寒さ・暑さ対策」ということをしっかりと考えていますか?
多くの方は内装や外壁、建物の構造(耐震や免震などの地震対策)に意識がいって、「寒さ対策・暑さ対策」というのが、案外おざなりになっている方が本当に多いのが現実だと感じています。
「寒い」、「暑い」、「ジメジメ」だけではない・・・
寒さや暑さ、湿気対策として使われているのが、みなさんご存じの「断熱材」です。この断熱材をしっかりとしたものを選ぶことで外気や湿気を遮断して、一年中を通して快適な暮らしを過ごすことができます。
一言で断熱材と言っても
- グラスウール(多くの住宅で使われているマットタイプの断熱材)
- 断熱パネル
などがあげられます。
しかし、プロの立場からハッキリお伝えします。
これら従来の断熱材では、完全な外気や湿気の遮断は不可能です。
その理由はこのページに書ききれないほどあるのですが、代表的な理由を下記に書きます。
- 柱と柱の間に完璧にフィットできない
- 建築工法上、断熱材を入れられない箇所が発生する(屋根裏など)
- 時間が経つと断熱性能が低下してしまう
分かりやすく説明をすると
- どこからかすきま風が必ず入ってしまう
⇒断熱できない箇所が発生し、家の中の温度が外気によって変化する
⇒外気と室温の差によって湿気が家の中に発生する - 断熱材自体の通気性が悪く、劣化してしまう
⇒見えないところで家の内部にカビや腐れ、シロアリ(白蟻)が発生する元となってしまう
ということなんです。
断熱材一つの選択を誤ってしまうことで、室温や湿気で悩むことになってしまうのはもとより、場合によっては家そのものが痛み、わずか数十年で使い物にならなくなってしまいかねないのです!
実際に断熱材さえしっかりしていれば、家の修繕や立て直しをしないで済んだ住宅を、私はこれまで何十、何百棟も見てきました。これはハッキリ言って「悲劇」以外のなにものでもありません。
ここまで読まれて「ドキッ」とされたあなたには、是非とも家造りで、おざなりになちがちな「断熱材選び」を真剣に検討して欲しいのです。